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反文学論 (栗本慎一郎の著作) : ウィキペディア日本語版 | 反文学論 (栗本慎一郎の著作)[はんぶんがくろん]
『反文学論』(はんぶんがくろん)は、1984年に光文社より文庫で刊行された栗本慎一郎の著作。同名の著書が柄谷行人にもある(講談社学術文庫に収録されている、柄谷の文芸時評である)。 ==概要== 経済人類学者でありながら文学にも造詣が深く、自ら小説(『反少女』『敵意』など)を書いたこともある栗本が書いた文芸評論集。純文学だけでなく、SF、ミステリーなども評価対象にした。本著でも自作のSF短編「蕩変木(とうへんぼく)三号」が、『俺がキルゴア・トラウトよ』という副題で収められている。 第一章で、本質的な文学論が書かれる。自己へのこだわりから根源へ迫る文学を評価し、坂口安吾、橋本治、本書で取り上げられた半村良、ディック、ヴォネガットなどがその実践者として挙げられる。
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